2018年5月31日、ニューヨーク国連本部にて『2018年 ニューヨーク国連本部SDGs推進会議(主催:国連の友アジアパシフィック 後援:日本国外務省)』が開催されました。(以下、SDGs推進会議)
このSDGs推進会議において、日本の中小企業の技術と人材育成を通じてSDGsの推進を図る『国連の友 SDGs技術・人材育成推進委員会(Technology and Human Development: THD)』の発足と、大津卓滋氏の委員長就任が実現いたしました。
同じく、この会議で石清水八幡宮権宮司 田中朋清氏を代表として『国連の友SDGs文化推進委員会』が設立されました。日本の伝統文化や日本人の『寛容の心』を未来に継承するためのネットワーク拡大を目標に掲げる文化推進委員会と協力の基、当委員会は日本社会の基盤を担う人々の活動を後押ししていきます。
また、株式会社テクニカンの代表取締役である山田義夫社長が、当委員会の協力企業としてSDGs推進会議に参加いたしました。山田社長は会議でのスピーチで、テクニカン独自の冷凍技術を生かしたフードロス削減・新たな物流販路開拓・医療分野での冷凍血液流通の可能性について言及いたしました。
2019年に再び開催されるSDGs推進会議までに、当委員会は協力企業・団体の皆様と共に日本の基盤作りに変革をもたらせるように活動してまいります。
大津卓滋委員長(THD委員長
/弁護士)
これまでの弁護士としての業務を通じ、人や会社にとって大切なものは、目先のお金や財産ではなく、関係する人々や会社との信頼関係と評価であると私は考えました。このため、国際社会が掲げるSDGsの
17のゴールの達成には「未来に向かってどのような人と人との関係を創っていくべきか?」が重要であり、日本社会の基盤を成す第一次産業や中小企業のネットワークは互いの技術力や先人たちの知恵を未来に継承するために不可欠なのです。
●大津委員長スピーチ全文(pdf)はこちらから
“ 日本のイノベーションは中小企業のなかから生まれています。”
山田義夫社長(株式会社テクニカン代表取締役)
日本の企業の99%は私たちのような中小企業であり、全従業者の70%を雇用しています。日本のイノベーションはこうした中小企業のなかから生まれています。私は先端的な中小企業と連携して、現状にとどまることなく、よりエネルギー効率が高く、より使いやすい凍結技術装置をめざし、さらなる技術革新を実現していきます。更には装置だけでなく、この技術をつかって自然の恵みをより生かした食品の開発も手掛けていきます。
●山田社長スピーチ全文(pdf)はこちらから
SDGs推進会議議長 アンワルル・K・チャウドリー国連大使より 委員長任命
SDGs推進会議に先立ち、ニューヨーク国連本部の本会議場において、アンワルル・
K・チャウドリー国連大使より、国連の友SDGs技術・人材育成推進委員会の委員長任命書が大津卓滋に授与されました。チャウドリー大使は日本の技術力の高さについて言及し「中小企業の技術力を活用し、多岐に渡ってSDGsに掲げられている目標の達成に貢献できる可能性がある。2019年度のSDGs推進会議で報告が聞けることを、今から楽しみにしております」と述べました。